| ニーダーヴィラー(フランス)
1735年、ニーダーヴィラーに設立されたファヤンス焼きの工場は、1742年、ジャン・ルイ・バヤール男爵の所有となりました。 バヤール男爵は、かつてウィーンの工場で働いていた職人から磁器製造の知識を得て、磁器製造は直ちに開始。 1766年までには、磁器製造が次第にファヤンス焼きの生産に取って代わるようになりました。必要とされたカオリンは、1765年まではパッサウから取り寄せていましたが、後にデ・バヤールは、Saint-Yrieixのカオリン採石場を購入。 1754年より、パウル・ハノンクの弟子で画家であり化学者でもあったフランソワ=アントワーヌ・アンシュテットが、美術および技術監督として指揮を取ります。 1770年、国王軍の将軍アダルバート=フィリバート・デ・クスティーヌの所有にかわってからも、アンシュテットは1779年まで引き続き監督としてそのまま残りました。 その後、クロード=フランソワ・ランフレーが1802年から亡くなる1827年まで、生産の指揮を取りました。特に素晴らしい磁器は、このランフレーの元で作られたとされています。
1827年からはL.W.ドライアンダーの所有となり、Saint-Yrieixの独自の原料の使用および磁器製造は中止されました。 代わりに、イギリス趣味の陶器製品が重視されるようになります。 ドライアンダーは事業全体を工業化し、二人の息子に譲ります。 1886年より、S.A.Fyencerie de Niedervillerという企業名となり、今日も存在しています。 Ludwig Danchert Handbuch des europaeischen Porzellans Muenchen 1992 |
◆Nidervillerの細密画カフェサービス。1820年前後 <KOSMOS所蔵品> ポット、深鉢、カップ6つ、下皿6つ、全て全面に細密画が施されています。 拡大画像↓
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